夏の夜にぐっすり眠れないのは体の温度が原因!? 睡眠の質を上げる最新ワザ①

こんにちは、毎日ジメジメとした暑さが続いていますね。
日本の夏は、高温多湿で蒸し暑く、「熱帯夜」には特に寝苦しさを感じることが多いです。
寝付きが悪くなったり、夜中に何度も目を覚ましたり、翌日まで疲労が残ることもしばしば。

実は、睡眠不足や質の悪い睡眠は、頭皮や髪のトラブルを引き起こす原因の一つなんです!
夏の頭皮・髪トラブルを防ぐには、質の高い睡眠が不可欠です。

そこで今回は、夏の寝不足を解消するためのいくつかの方法をご紹介します。

安定した睡眠には、実は「体温」が大きく関わっている

ぐっすり眠りたいのに、暑い夜は寝苦しくて何度も目が覚めてしまう…
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

実は、この寝苦しさには『深部体温』と呼ばれる体の内側の温度が大きく関係しているのです。

眠りにつくためのカギ「深部体温」
夜になると、手足の先端の血管が広がり、熱が放散されることで、深部体温が下がります。
この深部体温が下がる過程で、人は眠りにつきやすくなるのです。
しかし、寝室の温度や湿度が高いと、この深部体温が下がりにくくなり、結果として眠りが浅くなってしまいます。

冷房の使い過ぎは禁物!
一方で、部屋を過度に冷やすのはおすすめできません。
真夏にお風呂から上がった後、冷房で冷やした部屋に入ると、冷気によって手足の毛細血管が収縮し体からの熱を放出する機能が阻害される恐れがあります。

◆カラダが冷えすぎると代謝が落ちやすくなり、血管が収縮することで自律神経が乱れる。その結果、※睡眠負債に陥りやすくなる。
※睡眠負債・・日々の睡眠不足が積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態
◆この状態が続くと頭皮の毛細血管にまで栄養が届きにくくなり、薄毛や抜け毛の原因となる
では、どうすれば心地よい眠りにつくことができるのでしょうか。

寝苦しい夏とサヨナラ。役立つ3つの快眠ワザ!

①お風呂は寝る1時間前に浴槽でリラックス

入浴によって深部体温は約0.5℃上昇し、体はその後、深部体温を低下させる作用があります。
この温度差が、入眠しやすくなる鍵となるのです。
深部体温は、お湯の温度にもよりますが、約1時間かけて徐々に低下し、眠気が増してくるので、布団に入るタイミングを見計らって入浴時間を調整すると良いでしょう。

②シャワーだけでも3つの「首」を温めると快眠モードに

「足首」「手首」「首の後ろ」など、太い血管が通っている部分にシャワーを当てることで、効率的に深部体温を上げられます。シャワーの温度は38~40℃のぬるめのお湯がおすすめです。
それぞれの部位を1分ほど温め、合計5分程度を目安にしましょう。

③リビングや浴室の照明を落とす

目に入る光が少ないほど、『メラトニン』という睡眠ホルモンの分泌がしやすくなります。
入浴前には、リビングの照明をオレンジ色などの落ち着いた色にしておくと良いでしょう。
それでも入浴時に浴室の照明が明るいと感じる場合、照明を消して脱衣所の灯りだけにするか、防水仕様の間接照明を使用するのが効果的です。

◆リラックスしたまま入眠できると、睡眠の質が上がり深く眠りにつける。
◆寝ている間にたくさんの成長ホルモン分泌を促す他、髪の毛を生成する細胞の働きが良くなる
◆質の高い眠りがずっと続くと、「太さ」「コシ」「艶」のある髪が自然と作られる
明日は、睡眠の質を上げる最新ワザパート②をご紹介します。
ぜひそちらも楽しみにお待ちください。