お肌だけじゃない!髪の毛も紫外線から守る!
そもそも紫外線って何?
一言に“紫外線”といっても、実は種類があることをご存知でしたか?
紫外線には、紫外線A波(UVA)、紫外線B波(UVB)、紫外線C波(UVC)の3種類が存在します。
紫外線A波(UVA)
生活紫外線とも呼ばれるUVAは30~50%が表皮を通過して、深層部分にあたる真皮まで到達します。
窓ガラスや雲に対しても透過性があるため、室内や車内、曇りの日であってもUVAを浴びてしまっていることがほとんど。
毎日の生活の中で知らずに影響を受けており、長期的に浴び続けダメージが蓄積されることで、肌老化を招きます。
真皮まで達することから、真皮内のコラーゲンやエラスチン(線維芽細胞)を破壊し、肌内部の弾力性が失われていき、しわやたるみなどの原因になるといわれています。
紫外線B波(UVB)
ジワジワと影響があるUVAに対して、急激なダメージを与えるのがUVBであり、人体に及ぼす悪影響はUVAの100倍から1000倍ともいわれています。
夏の“紫外線”という言葉でイメージしやすい、ヒリヒリ痛む日焼けは、まさにこのUVBによる肌のやけどの状態なのです。
一日のうちに急激かつ大量にUVBを浴び、メラニン色素が過剰に分泌・堆積されることによって、シミやそばかす・色素沈着の原因となってしまいます。
もはや美容だけではない!紫外線が与える影響
1)皮膚ガンへの影響
一般的に私たちの皮膚には修復機能が備わっており、紫外線によって受けた多少のダメージは日々修復されています。
しかし、長年に渡り長時間紫外線を浴びていると、DNAも繰り返し傷つけられている状態にあり、修復間違いを起こしたり、修復不可能になったりします。
このことが遺伝子の突然変異を誘発し、変異した箇所がガン遺伝子などであると皮膚ガンへとつながってしまうこともあります。
2)目への影響
太陽が照りつける日に欠かせないモノの一つがサングラスですが、これも極めて重要な紫外線対策です。
それは目も皮膚と同じように日焼けをし、ダメージを受けてしまうからです。
目の角膜が強い紫外線を浴びると炎症を起こし、充血や異物感、流涙などの症状として表れることがあります。
3)髪への影響
肌と同様に紫外線が与える髪への影響を意識している女性はまだまだ少ないようです。
実際毛髪はアミノ酸・ケラチン・タンパク質などで構成されていますが、紫外線によって酸化することでダメージを受けます。
紫外線による髪の毛の酸化で乾燥し、ハリ・コシ・つやが失われていきます。
炎天下に長時間いた日は、髪がパサパサになるのはそのためです。髪も肌のように出来る限りの紫外線対策を心がけましょう。
今さら聞けない日焼け止めのSPFとPAについて SPFって何?
SPFは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、UVBを防止するための効果を表す目安の数値です。
数字が大きければ大きいほど効果が高く、最大で50+とされています。
個人差がありますが、SPF30の日焼け止めであれば、日焼け開始までの時間を30倍遅らせることができる、という数値になります。
しかし、日焼け止めは汗や摩擦などによりどんどん落ちてしまいます。
こまめに塗り直すことで、最大限の効果を発揮することができます。
PAって何?
PAは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略であり、UVAを防ぐ効果の程度を表す目安の指標です。
+が多いほど、UVAに対する防止効果の高さを表しています。
ちなみに、UVBは10月から2月にかけてその紫外線量が急激に減少するのに対して、UVAは一年を通して安定した量が降り注いでいます。
これからは秋・冬だからと油断せず、PAの指標に着目した日焼け止めを1年中使用することをオススメします。
外線は美しさの敵ではありますが、それを避けるために屋内にこもってしまうのは、美しいライフスタイルとはいえません。 私たちが夏を思いっ切り楽しむ手助けをしてくれるのが、日焼け止めなどのサンケア商品たちなのです。 頼れる相棒をしっかりと味方につけて、お肌だけでなく髪も紫外線ケアをしながら、今年も太陽を浴びましょう!