暖かく、気持ちのよいぽかぽか陽気と共に、新年度がスタートしお花見や送別会、歓迎会など春のイベントシーズンがやってきましたね。
楽しい会話でお料理もとってもおいしくてついつい食べすぎたり、飲み過ぎてしまった!と後悔することもあるかと思います。
そのため翌日はご飯を抜いたり、サラダだけで済ませていたりなどはしていませんか?
過度な食事制限は、体が自分の身を守ろうと脂肪を蓄えようとするので逆に太りやすい体質になってしまうことがあります。またしっかりと栄養を補うことができず、髪だけではなく美容・健康にとっても良くありません。
リセットに適切な期間
昨日、食べすぎてしまったからといってすぐに太ってしまうことはありません。
食べたものが吸収され、脂肪に変わるのはだいたい24〜48時間後とされています。
なので1〜2日くらいであれば体や髪への影響はほとんどありません。そのためだいたい3日〜1週間くらい時間をかけて、ゆっくりと体をリセットしていきましょう!
食べすぎた翌日の食事について
食べすぎた次の日は胃腸が疲れています。そのため刺激が少なくて消化しやすい食事や、栄養補給を意識しながら代謝を高めてあげることが大切です。
そこで今回は、春に旬を迎える栄養満点な食材を使った、簡単に作れるリセットレシピを2つご紹介します。
簡単リセットレシピ
その①:春の蒸し野菜
春に旬を迎える野菜は「春キャベツ、新じゃがいも、そら豆、アスパラ」など、美味しい野菜がたくさんあります。それらを蒸し器などを使い、調理するだけで簡単にしっとりふっくらに仕上がり、野菜本来の甘味や香りを楽しむことができます。
しかも生の野菜とくらべて、温野菜は消化しやすく体を温め血行をよくしてくれる働きがあります。 そのため「蒸し野菜」は胃腸が弱っているときや、疲れがたまっているとき、風邪をひいたときなどにもぴったりです。
ただ、蒸すというシンプルな調理方法ではあるものの、火加減や温度調節などが難しいイメージがあり、躊躇してしまう人も多いと思います。
(実は私もその中のひとりなのです)
なので、蒸し料理を作る時は「電子レンジ蒸し器」を使っています。これを使用することで、洗ったり切ったりする時間も含め、だいたい10分くらいで作ることができます。疲れてご飯を作りたくない日でも、簡単に栄養満点のご飯がつくれるのでおすすめですよ!
私はよく、春キャベツと豚肉の蒸し野菜に「ネギだれ」をかけて食べています。
豚肉には、疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富に含まれており、ネギにはビタミンB1の吸収を高めてくれる効果があるので一緒に食べることで効果を高めることができるんです!作り方もご紹介しますのでぜひ、ネギだれをかけて食べてみてください。
【ネギだれの作り方】
〈材料〉
長ネギ…1本
しょうゆ…大さじ3
お酢…大さじ3
ごま油…大さじ1
砂糖…大さじ1.5
〈作り方〉
長ネギをみじん切りにして、材料全てと混ぜるだけです。
☆ねぎの辛味は、時間がおくと和らぎます。
このネギだれは、蒸し野菜以外にもお肉や魚、豆腐料理などにも合うので私は作り置きしていろいろな料理にかけて食べています。
今回は春キャベツと豚肉をつかった蒸し野菜をご紹介しましたが、春には美味しい食材がたくさんあります。春に旬の野菜や魚など色々な組み合わせで食べてみてくださいね。
おすすめの食材はこちらから。
春バテを和らげ、美しい髪へと導いてくれる「旬」の食べ物 5選▶
その②:あさりのスープ煮
疲れた胃には、胃腸の働きを促進してくれる温かいスープを食べましょう!
温かいスープにはデトックス効果もあるので体の老廃物を排出し、脂肪燃焼しやすい体をつくってくれます。そのため「スープ」は食べすぎてしまった翌日のリセット料理にぴったりなのです。
〈材料〉
新玉ねぎ
☆むくみを解消、腸内環境を整える、疲労回復効果などの有効成分が入っています。
春キャベツ
☆胃の粘膜の再生、消化を促して体力を回復させる働きがあるため、胃腸の不快な症状も和らげてくれます。
あさり
☆髪に必要な亜鉛や鉄分などのミネラルが豊富で、アルコール代謝によい成分も含んでいるので二日酔いの時にもおすすめです。
〈調味料〉
★水 400ml
★酒 多さじ3
★塩 小さじ1/2
★薄口醤油 小さじ2
(なければ醤油小さじ1+塩ひとつまみ入れてください)
ショートパスタやそうめんなどを入れたりして、アレンジすることもできるので、食事会や飲み会などの前日に、あらかじめ多めに作り置きしておくこともおすすめですよ。
ついつい食べすぎてしまうことは、誰しも経験があることだと思います。
健康的な食生活を送ることは大切ですが、自分の好きなものを食べてリラックスしたり、誰かと一緒に食事やお酒を楽しむことも、人生において必要なことです。
楽しかった時間を後悔しないためも、たくさん食べたあとは「リセット」を習慣にできるように心がけてみてください。
日常生活でも食事と栄養バランスを整え、きれいな髪をつくっていきましょう。