あじさいの花が少しずつ色づき始め、梅雨の気配を感じる頃となりましたね。今の季節は湿度が高く髪のうねりや広がりなど、髪のお悩みが増え始める時期でもあります。
そこで今回は、この時期に多くの人が抱える髪のお悩みや原因についての説明、そしてどのようなお手入れをすればよいのかをお伝えしたいと思います。
梅雨の髪悩みを軽減し、楽しい初夏を迎えましょう!
梅雨の時季に見られる、髪のお悩み
梅雨は外にいても室内にいてもジメジメとした空気が続きます。
そのため、毎朝丁寧に時間をかけて髪を整えても湿気や雨により、
・髪がパサつき、絡まる
・髪がぺたんこになる
・ヘアスタイルがキープできない
などのお悩みがでてきてしまいますよね….。
梅雨時の髪悩みの原因について
髪は空気中の水分を「吸収」する性質があります。普段は均等に水分バランスを保てている髪も、梅雨の湿気や気温があがり汗をかくことで、より多くの水分を含んでしまいます。
そうすると、髪1本1本の水分が均等にならず、うねりをともなった「くせ毛」となってしまいます。
①傷んだ髪
健康な髪はキューティクルが綺麗に閉じているので、湿気を弾いてくれます。ですが傷んでいる髪は、キューティクルが剥がれているため外気の水分を吸収しやすく、水分バランスが崩れ、うねりや広がりなどのお悩みにつながります。
②髪が細く、柔らかい(猫っ毛)
細くて柔らかい髪はキューティクルも柔らかいため、水分を吸収しやすいことが主な原因です。元々ボリュームが出しにくいのに、湿気や汗により水分を含み髪が重くなるので、ぺたんとした髪になったり、うねりや広がりなどのお悩みがでてしまいます。
③くせ毛
くせ毛さんは元々、水分量が少ないので湿気が多い梅雨の時期は髪が空気中の水分を取り込んでしまい、くせやうねりが強くでてしまいます。
④髪が太い・毛量が多い
髪が太い方は、髪内部に入る水分量が多いため、乾きにくくキューティクルが閉じないまま乾いてしまい髪内部の栄養分が外に流れ出てしまい、パサつきや広がりといった悩みがでてきます。なお毛量が多いぶんボリュームがでるのでさらに広がってしまいます。
雨や湿気は、髪だけではなく頭皮にも影響が
梅雨の時期に降る雨には、ホコリや細かいゴミが含まれています。特に降り始めの雨は大気中の汚れなども取り込まれているので、一番汚いと言われているのです..。そのような雨が頭皮に付着してしまうことで「炎症・抜け毛」などの原因にもなります。
また梅雨特有のジメジメとした気候は、汗や皮脂の分泌量を増やします。そのため頭皮が湿りやすく、雑菌や細菌が繁殖し「ニオイ・かゆみ・フケ」などのお悩みにもなってしまうのです。
そのため、汗や皮脂はこまめにハンカチやタオルなどでこまめに拭きとりましょう。ハンディ扇風機などを持ち歩き、こまめに頭皮の湿気を逃がしてあげることもおすすめです。
そして少量の雨でもすぐに傘を差す習慣をつけ、突然の雨でも対応できるように折りたたみ傘を常時、携帯しておくことを心がけましょう。
その日の汚れはその日のうちにきちんと除去してあげるのもとても大切です。
梅雨を楽しみましょう!
梅雨は外も室内もジメジメしていたり、気圧が不安定で自律神経も乱れやすいので髪や頭皮だけではなく、体や心にもストレスがかかり「疲れがとれない、寝つけない、憂鬱」などのさまざまな不調がでてしまうこともあります。このようなストレスが続くことも抜け毛の原因となってしまいます。
そのため梅雨は嫌なことばかりを想像しがちですが、梅雨にも良いところはあります。雨の音にはリラックス効果や集中力を高めてくれる効果もありますし、気分転換に可愛い傘やおしゃれな長靴を履いて、紫陽花やレインアートを見にお出かけに行くのもいいですね。
また、最近は除湿・消臭効果のある竹炭で出来た、可愛くておしゃれな小物などもたくさん売られています。そのような小物を家や職場において置くのも、癒し効果を得られるのでおすすめですよ。
色々お伝えいたしましたが、梅雨は楽しんだもの勝ちです!嫌な思い出ばかりではなく、楽しい思い出も作っていけるといいですね。
今回は梅雨に起こりうる髪や頭皮のお悩み、そして原因についてのご案内でした。次回はこれらのお悩みや原因をふまえた上でのヘアケア方法についてご紹介していきます。
育毛カウンセラー國武
私は最近、梅ささみにハマっています。
鶏ささみに切れ目を入れて、そこに梅をいれ大葉を巻き、片栗粉をまぶしてフライパンで焼くだけの簡単レシピですが、特に味付けをしなくても梅の塩分や風味で食欲が無いひでもペロリと食べることができます。
梅に含まれているクエン酸は、疲労回復や体内の活性酸素を抑えてくれる働きがあるのでぜひ、皆さまも梅雨に「梅」を取り入れてみてください。