まとまらない髪、もう困らない。梅雨時期のヘアケア対策 ①

日ごとに湿気が増してまいりましたが、髪のスタイリングなどで毎日苦労していませんか?
梅雨時期の悩みには、「湿気による広がり」「クセ毛やうねり」、このような髪のトラブルがつきものです。
前髪が浮いたり、汗によるベタベタで髪がペタンとなったり、ヘアスタイルを整えるのに苦労する人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな梅雨時期に試してほしいヘアケア対策・アレンジについてご紹介します。
前回ご紹介した「正しい洗髪方法」と一緒に、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ髪は、梅雨時期になるとまとまりにくいの?

そもそもなぜ梅雨時期になると髪のうねりや、くせ毛・広がりが目立ち始めるのでしょうか?

それは髪の毛の【水分バランス】が崩れるから。

均等に水分バランスが保てている髪も、梅雨の湿気や気温が上がって汗をかくことにより、いつもより多くの水分を含んでしまいます。
そうなると、髪の毛一本一本の水分が均等にならず、うねりが出てしまいます、これがいわゆる「クセ毛」の状態です。

うねりやクセ毛は髪質も関係している

生まれつき髪の水分バランスが均等でないと、普段よりクセやうねりが多く出ます。
湿気の多いこの時期は特に、水分バランスが乱れることでクセの強さが大きく目立ってしまうのです。

一方で、髪の水分バランスが均等な髪はクセの少ない「直毛」と言われる髪質です。
この「水分バランス」が均等かどうかで、うねりやクセの出方は大きく変わってきます。

産後の影響

出産や授乳などにより、髪質が変化することも少なくありません。
出産や授乳時は多くの女性ホルモンを分泌するため、産後や育児中のときは髪がゴワついたり、クセ毛になることも多いです。

梅雨の対処法

ドライヤーを使ってしっかりと髪を乾かす

洗髪後にドライヤーを使うときに、髪をしっかりと乾かして半乾きのまま放置するのは危険です。
正しい方法で髪を乾かしたかどうかによって、翌日の髪の質感やスタイリングのしやすさ、梅雨時期のうねりやクセ毛への影響が変わってきます。

髪の乾かし方で悩まない!正しいドライヤーの使い方

自然乾燥するのはNG!

上でも書きましたが、髪を洗った後に自然乾燥のまま放置したり、ドライヤーを使っても髪全体がきちんと乾ききらないままでいるのは良くありません。
特に湿気の多いこの時期に頭皮や髪を生乾きの状態にしておくのは、たとえていうなら「雑菌が繁殖した雑巾をずっと頭の上に乗せている」ようなもの。地肌が蒸れてしまうのは勿論、髪の毛の水分バランスも均等ではなくなり、うねりやクセがさらに目立ってしまいます。衛生的にも、嫌なニオイ防止のためにも、しっかり髪を乾かすことが大切です。

オイルベースのヘアケア商品・スタイリング剤を使う

梅雨対策として取り入れてほしいのが、オイル系のヘアケア商品やスタイリング剤を使うこと。理由としては以下があげられます。

  • 油分のあるヘア剤は油分が皮膜の役割をしてくれて、髪がまとまりやすい
  • 髪の持っている水分が出にくくなる&湿気や汗による水分が入りにくくなる
  • 結果的に髪の水分バランスが崩れるのを防いでくれる

オイルベースと言っても様々な種類があります。
自分の髪質に合ったアイテム選びを意識して、普段のお手入れに取り入れてみてくださいね。

明日は、梅雨・夏の時期に便利なヘアアレンジをご紹介します。
ぜひそちらも楽しみにお待ちください。