年齢とともに気になる髪のうねり・・・
出かけるときにスタイリングに困ったりなどの経験はないですか?
今回は髪のうねりのメカニズムと、対策についてをご紹介します。
毎日の習慣にぜひ取り入れてみてください。
髪のうねりとは?
「髪がうねる」というのは、毛根を包んでいる毛穴が何らかの原因でゆがみ、髪がまっすぐに生えていない状態をいいます。この毛穴と髪自体のゆがみの程度がひどいほど髪のうねりが強く出てしまいやすく、髪がまとまりにくかったり、広がったりしてしまいます。
どうして髪のうねりが起こるの?
1. 加齢による頭皮のたるみ、毛髪内の成分バランスの崩れ
40歳を過ぎると、頭皮のハリと弾力がなくなり、毛穴がゆがんでくることで髪がうねります。特にたるみやすい襟足や耳の周りがうねりやすいと言われています。
毛髪内部は「水分を吸収する」と同時に「水分をはじく」2つのタンパク質で構成されています。年齢やホルモンの変化により、これらのタンパク質のバランスが崩れると髪が以下の状態になります。
・逆に「水分をはじく」タンパク質が増えると水分を保持できずにスカスカに。
空洞化した部分がよじれてうねりが生じるのです。
ほかにも、ホルモンバランスの変化はコラーゲン量の減少を引き起こし、髪を乾燥させる原因になりやすいです。
2. 外部からの刺激による髪へのダメージ
乾燥や紫外線、ヘアドライ時の熱、パーマ、カラーリング時の薬剤など
これらの外部刺激により、髪表面のキューティクルが失われ、髪がうねりやすくなる原因となります。
キューティクルが剥がれ落ちると、髪内部に水分が入り込み、膨張します。
さらに水分によって髪の形がひずみ、これがうねりの引き金になってしまうのです。
3. 頭皮の汚れによる毛穴の詰まり
頭皮の毛穴には、シャンプーの洗い残しや過剰な皮脂、古くなった角質、花粉などの汚れが溜まりやすいです。
汚れが毛穴に詰まるだけでは、毛穴がゆがむことは少ないですが、加齢や外部からのダメージでゆがんだ毛穴に汚れが詰まると、うねりがひどくなる可能性があります。
頭皮を清潔に保ち、加齢や外部からのダメージに気を付けましょう。
髪のうねりにはどんな対策が良いの?
1.頭皮マッサージで血行を促進
頭皮に適度な圧を与えて血行が良くなると、髪に栄養が届きやすくなり、健康な髪が育ちやすくなります。一方で、血流が悪いままだと、栄養が不十分で細い髪の毛が生えやすくなります。
頭のトップを中心にマッサージし、頭皮を柔らかくほぐすことで毛穴のゆがみを整えることができます。
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2.正しいヘアケアを行い、髪へのダメージを防ぐ
バリア機能の役割を果たすキューティクルが損傷しないよう、できるだけ髪へのダメージを防ぐことも大切なポイントです。
以下に注意してヘアケアを行いましょう。
・外出時は髪・頭皮用のUV対策を取り入れたりして髪を保護
・入浴後は、濡れた髪に摩擦を与えないように、タオルで優しく叩き水分を拭き取るようにする
・髪が濡れたままブラッシングするとキューティクルが剥がれやすいので、ある程度乾かしてからブラッシングする
・髪が絡まった時は、髪に負担をかけないよう毛先からやさしくほぐす
3.定期的なクレンジングできれいな頭皮をキープ
定期的な頭皮クレンジングで、毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除きましょう。
・皮脂が多い人や血行促進したい人には、炭酸クレンジングがおすすめです。
・初めての人は、クレンジングシャンプーから試してみると良いでしょう。
まずは週に1回を目安に続けてみて、よりしっかりケアしたい場合は月に1回サロンなどでヘッドスパをするのもリフレッシュできておすすめですよ。
髪のうねりは、いつものお手入れにプラスαすることで目立たなくすることができます。普段スタイリングに困っている方は、今回ご紹介した頭皮の血行促進やクレンジングをぜひ試してみてくださいね。