こんにちは、ドクター・ケラーの育毛カウンセラーの吉本です。
頭皮や育毛ケアをするとき「専用の製品を使うだけで効果がある」と思ってしまいがちですが、頭皮や毛髪(髪の毛)、さらには健康についてを知ることで、効果を最大限に引き出すことができます。
でも知らない事、わからないことばかりですよね。
そこでこれから、頭皮や毛髪についての基本的な知識をお伝えしていきたいと思います。
今回は、毛髪の役割や毛髪の成長などについて説明をします。
毛髪(髪の毛)の役割
①暑さや寒さから身を守る
毛髪の中心部には毛髄質(メデュラ)と呼ばれる空洞があり、空気で満たされています。
この空洞にある空気によって頭を外気の熱や寒さから守ってくれます。
②直射日光や紫外線から頭部を守る
黒髪に含まれるメラニン色素が紫外線を遮断し、直射日光や紫外線から頭部を守っています。
③衝撃から頭部を守る
脳は体の中で特に重要な部位ですが、衝撃などのダメージを受けやすい場所でもあります。
毛髪には、そのような衝撃から脳や頭蓋骨を守るためのクッションとしての役割があります。
④体内の老廃物や有害物質を体外に排出する
人体が有害物質(水銀、カドミウム、鉛など)を蓄積すると、これらの有害物質は毛髪に取り込まれ、体外に排出されます。
とくに重金属については、頭髪と爪からその大部分が排出されていると考えられています。
毛髪の本数と毛穴の数
人の頭部には約10万〜15万本の毛髪があります。
この毛髪が生える毛穴(毛包)の数は、胎生児の段階(お母さんのおなかの中にいるとき)で決まります。産まれた後は、毛穴の数は基本的に増えたり減ったりすることはありません。
そして毛髪は、1つの毛穴から1本だけ生えているとは限らず、個人差がありますが1つの毛穴から2本、3本~5本と生えていることもあります。
ずっと複数本生えているといいのですが、年を重ねていくと1つの毛穴から生える髪の毛の本数も少なくなっていくことが分かっています。
いつまでも豊かな髪でいるためには、頭皮や毛穴を健康的に保つことも大切です。
髪の毛が伸びる速さ
髪の毛は1日に約0.3㎜〜0.4㎜、1か月で約1㎝、1年で約12㎝〜15㎝伸びます。この成長速度は、頭皮環境や栄養状態、ホルモンバランスに影響されます。
毛髪の寿命
髪の毛というのはヘアサイクル(毛周期)による生まれ変わりを繰り返していて、ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期の3つから成り立っています。
退行期:髪の毛を作る細胞の働きが徐々に弱くなり、成長が止まり始める時期。約2~3週間ほどの期間です。
休止期:髪の毛の成長が止まり、自然脱毛する時期。約3ヶ月ほどです。
ヘアサイクルが整っていれば、太くて強い髪の毛が多くなりますが、ヘアサイクルが乱れると成長期が短くなり、毛髪が充分に育たないまま抜けてしまうことで薄毛やボリューム不足の悩みにつながります。
実は毎日50~100本抜けている!
上でもかいたとおり、毛髪1本1本にはヘアサイクルがあり休止期に入ると、古い髪の毛が自然に抜けるのです。
実は毎日50〜100本ほどの髪の毛が抜けていて、これを「自然脱毛」といいます。
特に洗髪時には、平均で40〜80本ほどの髪が抜けることが一般的です。
このように、毎日の生活の中で髪の毛が抜けるのはごく自然な現象なんです。 そして髪の毛が抜けることは新しい髪の毛が生えるための準備段階です。 なので毎日抜け毛を発見しても、心配しすぎないようにすることも大切です。
いかがでしたか?
これから何回かに分けて頭皮や毛髪についての知識をお伝えしていくので、育毛ケアにぜひ活かしてください。
もしわからないこと、知りたいことがありましたら、カスタマーサポートまでいつでもお問合せくださいね。
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