髪も肌も、もっとキレイになる「スパイス」活用術

まずはスパイスとハーブの違いをご存知ですか?

どちらも香りがあって食べられるものですが、ハーブと呼ばれるものは全て植物に対し、スパイスには植物以外のものもあります。

例えば、南方で料理に使用される「モルジブフィッシュ」というスパイス。

これはスリランカの「かつお節」といわれるパウダーです。

ということは、日本のかつお節も、スパイスということになりますね。

改めて、スパイスとハーブの特徴と定義をおさらいしてみましょう。

【スパイスの特徴と定義】

  • 香りがあり、食べられるもの
  • ドライの物が多い
  • 食べ物や飲み物に香りや辛み、刺激、色を加える調味料。
  • 効果的な使い方:つぶす、ちぎる、たたく、ナイフなどでこそぐ

【ハーブの特徴と定義】

  • 植物で薬効がある
  • 香りが強く、フレッシュなものが多い
  • 効果的な使い方:ちぎる、こする、そのまま。

スパイスは美容に効果はあるの?

スパイスには多様な種類があり、香り、色もさまざまです。

料理に香りを付けたり、色を付けたり、味を刺激的にする役割などで、欧米では頻繁に使用されています。

その理由の一つに「美容にいい」と広く認識され、現在では特に若い世代にもスパイス料理が浸透しているのです。

健康に対する効果が認められ、「天然の薬」とも呼ばれていますが、美容にもプラスになる成分が実は豊富に含まれているのです。

特に注目されているスパイス「シナモン」

日本人にもなじみの深い、デザートの定番スパイスともいえる「シナモン」。

シナモンは樹木の内側の皮から採れるもので、人類が使っている最も古いスパイスの一種です。

シナモンの持つ美容効果の最も重要なものがアンチエイジングに不可欠な強い抗酸化作用です。

毛細血管の傷を修復し、老化を防ぎ、髪や肌に充分な栄養を届けてくれる効果が期待できます。

シナモンを食べることで血流を良くし、髪の毛にの成長を活発にする働きがあるといわれています。

「ターメリック」

日本語では「ウコン」と呼ばれる黄色のスパイスの「ターメリック」。

「クルクミン」という成分が二日酔いに効く、ということで錠剤やドリンク剤になり、一躍有名になりましたね。

ターメリックには強い抗酸化作用があり、髪や肌ににうるおいとつやを与えてくれます。

また、クルクミンの持つ成分には、体内で発生する活性酸素の活動を制御し、肌荒れやくすみなどのトラブルの防止にも役立つといわれています。

さらに食物繊維も豊富なので、腸内環境も整うという嬉しい効果も。積極的に取り入れていきたいスパイスですね。

いかがでしたか?

スパイスは私たちの食生活の身近にあるものですが、意外にも活用できていなかったりします。

まずは、馴染み深いスパイスをいろいろな料理や素材に振りかけてみましょう。

もちろん、今回紹介していないスパイスにも美容効果があるものがたくさんあります。

積極的にスパイスを取り入れて、美味しく、楽しく、健康と美容に役立てていきましょう。