【美髪の健康塾・番外編】美髪を手に入れる究極の食事!それは「お味噌汁」

こんにちは。
育毛カウンセラーの吉本です。
突然ですが、みなさん、お味噌汁って食べていますか?

日本の伝統食であるお味噌汁、実は女性にとって育毛ケアをはじめ、嬉しい効果がたくさんあるんです。
今回はこのお味噌汁の魅力についてお話したいと思います。

味噌の栄養

味噌は古くから日本で使われてきた調味料で、大豆やお米、麦などを原料とした発酵食品です。
タンパク質をはじめ、ビタミン、ミネラル、そして発酵食品ならではの栄養が豊富に含まれています。

●たんぱく質:味噌は大豆が主成分で、たんぱく質が豊富です。
たんぱく質は体内の細胞や組織の構成要素として必要不可欠な栄養素ですし、髪の毛も「ケラチン」というたんぱく質の一種でできているので、健康な体や体を維持するためにとても重要な栄養素です。
●ビタミン:味噌にはビタミンB群やビタミンKなどが含まれています。
ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に役立ち、ビタミンKは血液の凝固を助ける働きがあります。
●ミネラル:味噌にはカルシウムや鉄、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。これらのミネラルは骨や歯の形成をサポートしたり、血液中の酸素運搬や代謝に必要不可欠な栄養素です。
●発酵食品特有の栄養素:味噌は発酵食品の一種です。
大豆は発行させた状態で食べたほうがタンパク質をより消化しやすい状態で取り込むことができます。
味噌は発酵が進んでいる食材なので、栄養素の消化吸収がしやすくなっています。

お味噌汁がなんで健康や育毛ケアにいいの?

栄養が豊富なお味噌で作るお味噌汁は、栄養価が高い「食事」と言えるでしょう。
健康な髪の毛に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

加えて味噌は発酵食品ですし、具材に野菜を入れれば食物繊維も摂ることができるので、腸内環境が改善され、免疫力アップの効果も期待できます。

さらに、大豆には女性ホルモンと似た働きをしてくれる「大豆イソフラボン」が含まれているので、年を重ねて変化する女性ホルモンによって乱れる髪の毛の生まれ変わりサイクル(ヘアサイクル)を整えてくれます。

お味噌汁におすすめの具材

お味噌汁はお豆腐やきのこ類、野菜、海産物などいろいろな具材を組み合わせることができる、日本の伝統的なスープです。
具材の組み合わせを工夫することで、栄養バランスのいい食事になります。

豆腐・油揚げ

つるっと食べやすく幅広い食材と相性がいいお豆腐やコクとうまみをプラスすることができる油揚げは定番のお味噌汁の具ですね。この二つだけでも美味しいお味噌汁ができます。
そして豆腐も油揚げも大豆からできているので大豆イソフラボン植物性タンパク質など女性の健康や髪の毛にとってとても大切な栄養を摂取することができます。

野菜

お味噌汁には野菜をたっぷりと入れることができます。いろいろな野菜を入れることで、ビタミンミネラルを摂取することができます。
旬の野菜を何種類か組み合わせても美味しいですね。

海産物

お味噌汁の具として入れる海産物といえば「わかめ」ですが、とろろ昆布やふのりを入れても美味しいです。
海藻にはカルシウムマグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルは髪の主成分であるタンパク質「ケラチン」の合成を促進するので、髪の毛のためにも積極的に摂取したい食材のひとつです。

貝類

春に旬をむかえる「アサリ」や小粒なのにしっかりと出汁や味がでる「シジミ」のお味噌汁は本当に美味しいですね。
貝類にはカルシウムカリウム、亜鉛、鉄などのミネラルが含まれていますし、うまみ成分のタウリン、コハク酸が豊富なので、お味噌汁の具としておすすめです。

キノコ類

うまみが強いキノコ類を加えると深い味わいが楽しめるお味噌汁になります。
しいたけや舞茸、なめこなど、お好みのキノコを入れるといいですね。
キノコ類に含まれるビタミンB群は頭皮環境を整えたり、髪の毛の生まれ変わりをサポートしてくれます。また、食物繊維も豊富なので整腸作用があり、食事によって摂取した栄養素の吸収を高めてくれます。

育毛カウンセラー吉本がお気に入りの具材

切り干し大根

水で戻した切り干し大根と油揚げを入れるお味噌汁が大好きでよく作ります。切り干し大根はポリポリとした歯ごたえがありますし、カルシウムビタミンB1,B2、鉄分、マグネシウム、食物繊維など栄養も豊富!
ワカメを入れたり、きのこを入れても美味しいですよ。

カブ

カブはあくが少ないので生で食べることができますが、お味噌汁に入れると甘みがありトロっとした触感で美味しく食べることができます。
茎や葉っぱにはビタミンCカルシウム、食物繊維、葉酸、βカロテンなどの栄養がたっぷりなので、葉っぱや茎が青く新鮮なものを選び、お味噌汁に一緒に入れましょう。
私はカブと厚揚げで作るお味噌汁が好きです。

ごぼう

ごぼうの魅力はなんといっても食物繊維。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、ごぼうはこの二つの食物繊維、両方を豊富に含んでいます。
またオリゴ糖も含まれているので、トリプルで腸内環境を整えてくれます。
独特の味わいもあるので、豆腐やキノコ、玉ねぎなどと組み合わせるといいでしょう。

ちなみに私は、ここで紹介した「切り干し大根」「カブ」「ごぼう」厚揚げを組み合わせた具材たっぷりのお味噌汁を良く作ります。

お味噌汁の注意点

栄養豊富なお味噌ですが、塩分が気になる人もいるかもしれません。
お椀1杯のお味噌汁の塩分量は約1.2gほどです。食事1回に1杯であれば塩分を心配しなくても大丈夫です。
それでも気になる場合は、しっかりと出汁をとりお味噌汁を作るといいでしょう。
前日から煮干しや昆布をつけておき、作るときは弱火で5分ほど煮だします。
火を止めてかつお節をさっと入れふきんで濾して出汁を取れば、少ないお味噌でも風味豊かな美味しいお味噌汁ができます。

 

 

私の母は煮干しで出汁を取って、ほぼ毎日お味噌汁を作ってくれていました。
なので私にとってはお味噌汁はなくてはならない「食事」なので、自炊をするようになった今もお味噌汁を作り毎日朝と夜に食べています。

そのおかげか、女性ホルモンの変化による体調不良もあまりなく、元気に過ごせている気がします。

基本的にお味噌汁に合わない具材はあまりないので、好きな具材を組み合わせて美味しく、そして楽しくお味噌汁を食べてみてくださいね!